感性と遊び心が重なるときに生まれるもの

天井から吊るされた花やグリーンの装飾。青やピンクの花が空間に彩りを添え、感性と遊び心を象徴するような穏やかな雰囲気。
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作品をつくる時間の中で、私はときどき、
感性について考えることがあります。

感性が豊かな人は、確かに存在すると感じます。
けれど、感性そのものは特別なものではなく、
本当は誰の中にもあるものなのではないかと思っています。

忙しい日々の中では、
感じることよりも、
正しさや効率を優先する時間が増えていきます。

そうすると感性は失われるのではなく、
ただ静かに奥へしまわれていく。

それは消えてしまうものではなく、
眠っているだけなのかもしれません。

テーブルに広がるグリーンと淡いピンクの花。自然の重なりがやわらかな空気をつくっている。
自然の重なりがつくる、静かな心地よさ。

人は本来、
色の違いに惹かれたり、
光のやわらかさに安心したり、
ほんの小さな変化に心を動かしたりする存在だと思います。

そして、豊かな感性に
そっと遊び心を重ねられる人がいます。

遊び心とは、
何かを面白く変える力というより、
美しさを、誰かの心の中で動き出す形に変える力なのかもしれません。

花は、そのままでも美しい。
けれど、そこに光を添えたり、
風を通したりすると、
その美しさは、見る人の中で物語を持ち始めます。

黒い皿にのせられたフルーツタルト。苺やブルーベリー、クリームの上に花びらが添えられ、上品で華やかな印象。
美しさに、ほんの少しの遊び心を。

作品づくりの中で私は、
その「物語が動き出す瞬間」に
静かな魅力を感じています。

アクセサリーや小さな作品は、
身につけるものでもありながら、
誰かの心の中にある感性に触れる
小さなきっかけにもなれると感じています。

感性は特別な才能ではなく、
誰の中にもある小さな光のようなもの。

その光が、
自分の中で灯り、
誰かの中でも灯る。

そんな穏やかな循環を、
作品を通してそっと届けていけたらと思っています。


もし、より日常の温度に近い形でも読んでみたい方は、こちらの記事にも綴っています。

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思考をもう少し広げた記事はこちら

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プティートララ / 西村 さゆり
プティートララ / 西村 さゆり
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